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国際オープンゴルフトーナメント 中日クラウンズ 2001
「“コーチされる”って昔は大嫌いだった。でも・・・」
横田真一が、好スタートを切った。
「なんでかなあ・・・10番で15メートルが入ったり・・・パットが入りまくったんです。いつもなら、絶対に外れているようなよけいなパットが、今日は4つくらいはあったからね」と話すが、要因はそれだけではない。
今年の開幕戦から、プロコーチの井上透さん(28歳)について、気になる箇所ができるたび、スィング修正を行うようになったからだ。
「僕は、自分勝手にやりたいタイプ。昔は、コーチに習うなんて大嫌いだったんです。でも、井上さんは感覚的な言葉でアドバイスしてくれるから気に入って・・・」
年間契約こそ結んでいないが、たとえば、予選落ちした週の日曜日など、あいた時間に1、2時間、井上さんにレッスンを受けるようになって、ミスが減った。
「今の言われているテーマは、こすり球をなくして、球をフェースに乗せる感覚で打つってこと。そのためには、どうすればいいかってことを教えてもらっている」という。
また、これまでは、フェードしか打てなかったが、コーチの指導でドローも打てるようになり、
「今日も何回も、ドローボールで攻めたよ。2番のティショットもそう。これが良く飛んで、残り170ヤード。7番アイアンで2オンしたんだけど、3パットのパーに終わったけど」。デビュー当時の飛距離も、戻りつつあるという。
序盤で出遅れ、シーズン終盤までシード権の獲得に奮闘した昨年とはうって変わって、東建で3位に入るなど、今年は上々の滑り出しなだけに、ここで97年以来のツアー2勝目を狙っていきたいところだ。