Tournament article
タマノイ酢よみうりオープン 2002
「ガッツポーズ連発です!」
「実は、狙っていったんですよ」と、得意げに打ち明けた高橋。
17番パー3。8番アイアンで打ったティショットは、手前に1バウンドしてから、「軽いドロースピン」で、カップに吸い込まれた。
何度も、何度もガッツポーズを繰り返す高橋に、同伴競技者の水巻善典が、教えてくれた。
「300万円だよ!!」
賞金がかかっていたことは分かっていたが、それほどの高額金額とは知らず、二重の喜び。
「まさか、入るとは思ってないですもん。賞金額なんて、見てないですよ」
デビュー3年目。今季4試合目の高橋にとっては、このエース賞金は、生涯獲得賞金をはるかに上回る。
「もちろん、これは遠征資金にまわします」 自身ツアー初のエース達成には、でっかいご褒美がついていた。