1打差で迎えたバーディパット、絶好のチャンスを、みすみす逃した桑原克典は反省しきり

　湯原と1打差で迎えた18番パー５。
　ピン奥からのバーディパットは２メートル半。
　これを沈めれば、プレーオフ進出か、もしくは、優勝の可能性もあった絶好の、チャンスパット。
　しかし、「なんであんなことしちゃったのか…」と、悔やんでも悔やみきれないパットは、無情にも、カップを行き過ぎていった。
　パーに終わり、通算6アンダー2位タイで、湯原のウィニングパットを見届けると、「まるで、僕が湯原さんのお膳立てをしたみたい。泥試合ですね…」と、うなだれた。

　桑原のコメント「湯原さんに、してやられました。僕は、なんであんなこと、したんだろう…。
　18番のティショットは完璧だったのに、結局、パーで。
　何か、全部、僕がお膳立てしてあげちゃったみたい。泥試合です。あんなことしちゃったら、盛り上がりに欠けますよね。僕が悪いです。勝たなければ、意味がない。
　10年ぶりっていう、“湯原パワー”に負けましたよ。
　最後まで、今日はよい勝ち方が、できそうな気がしていたんだけど…。上も伸びていなかったしね。僕にとっては、非常によい展開だったのですが、最後に、燃え尽きて、しまいました。
　悔しいけど、仕方ありません」

• 桑原 克典