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サントリーオープン 2002

「僕じゃなくちゃ!!」

連覇を狙う片山晋呉、数々のピンチをしのぎ2位タイ

前日、「僕はこのコースに好かれているから」と、言い切っていた。
この日2日目はその言葉どおり、たくさんのラッキーに恵まれた。
ハイライトは、前半の8番パー5。
ティショットは大きく右に曲がって、がけ下へ。
そこから、フェアウェーに出しただけの第3打を、今度は、バンカーに打ち込み、バンカーからの4打目は、バックスピンがかかって、ピンまで13メートルの段の下。
「絶対にボギー」の場面で、“女神”が微笑む。
長いパーパットがど真ん中から決まると、力強いガッツポーズが飛び出した。
「ここらあたりから、盛り上がってきたかな」
続く9番パー4では7メートル、10番で、5メートルのバーディパットを決めた。
そのあとのバック9も、度重なるピンチをしのいで、68で回ってきた片山は、「今日は、僕じゃなくっちゃ、出てないスコア」と真顔で話した。
「それくらい、ショットはひどかった。やはり、相当コースが、僕に味方している。曲がっても、打てるところにあるはず、と思える」
通算6アンダー、2位タイに連覇達成への期待が高まる。

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