Tournament article
ジョージア東海クラシック 2002
「難しいからこそ、三好が好き」
6番で、第2打をフェアウェーから右へOB。
このホール、ダブルボギーとしたが、それだからこそ、「ここ、三好が好き」と言って、気に病む素振りはない。
「フェアウェーは狭いし、グリーンには傾斜。しかも左右にOBがあって、かなり難しいコース。でも、僕はね、難しければ難しいほど、ワクワクしてくるタイプなんですよ」。
手ごわければそれだけ、「攻め甲斐があるから楽しい」と、片山は言うのだ。
「だって、難しいからこそ、自分がこれまでやってきたことが、発揮しやすいというものじゃないですか?(笑)」
後半の2番パー5。
8アイアンで打った、残り153ヤードの第2打は、グリーンでバウンドすると、みるみるカップに向かって転がっていき、80センチのイーグルパット。
「ここのグリーンの傾斜は、ここにつければ必ずピンに寄っていく、というラインがある」。
このイーグルのほかに奪った6バーディは、いずれも3メートル以内。三好のツボを見定め、過たず攻め落として4アンダー単独2位発進。
「今週、狙ってます」
公言どおり、“獲物”は、逃さない。