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日本プロゴルフマッチプレー選手権 2003

日本プロゴルフマッチプレー選手権第2回戦第一プレー 片山晋呉 VS 星野英正 1UPで星野の勝利

勝った星野のはなし「今日は1番で、ティショットを右に曲げていきなりダ ウンしたけど、あのホールはきっちり飛ばしておけば、確実にグリーンを狙える、勝 つか負けるか、のホールなんです。『朝イチ取れたら勢いに乗れる』と思って、思い 切って攻めた結果、結局ボギーにしたけど、焦りはなかった。
今日は、はじめから18番ホールまで、行くつもりだったから。まだ2回戦だけれど、 この対戦に勝てば優勝もできる、という感覚でやっていました。
取ったり取られたりの接戦だったけれど、今日は最後まで落ち着いてプレーできた。 途中、晋呉さんが大きな声で僕にも聞こえるように『そうか、分かった!』とか言っ たり、ティグラウンドでは目の前でブンブン素振りしたりされたけれど、そういう のって、相手に注意を向けさせる晋呉さんの作戦なんだなって思って、まったく気に しないでプレーすることができた。自分のプレーに徹することができたんですよ。
昨日、僕と晋呉さんの対戦が決まった瞬間、僕は『よし、やってやろうじゃない か』って、強気なコメントで気合を入れたんだけど、今日の朝の新聞を読んだら、俺 は晋呉さんにはなめられてるなって感じて。それで逆に燃えましたね。
1対1の対戦。学生時代以来の久しぶりのマッチプレーで、どきどきしたり、相手の駆 け引きを楽しみながらプレーができていると思う。
ただ、17番も、18番もそうだったけど、大事な場面で、大事なパットをショートして しまう。そこが僕の悪い部分。1メートルくらいオーバーするつもりで打てれば、僕 ももっと成長できると思うんだけど・・・。
晋呉さんは、いつでも冷静で、同じリズムでプレーしている。そういう人に今日、勝 てたことは大変自信になります。
明日は、宮瀬さんとのマッチプレー。宮瀬さんとのプレーはやりやすいし、明日の3 回戦で勝てば、その日のうちに、さらに18ホールの準決勝。1日2ラウンドなんて学生 時代で慣れているし、明日もきっと平気でやれるはず」

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