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ジョージア東海クラシック 2003

第34回ジョージア東海クラシック 9日(木)いよいよ開幕!!大会前日のプロアマ戦、横田真一は女子プロの福嶋晃子選手とのラウンドに…

ドライビングディスタンス計測ホールの10番パー4で、ツアープレーヤーたちが呆然 だ。大会主催の日本コカ・コーラとサポート契約を結ぶプロゴルファー、 “Team GEORGIA”の一員として、この日のプロアマ戦に参加した女子プロの福嶋 選手のティショットは、ややヒール気味の球だったにもかかわらず、300ヤードにも 届こうかというビッグドライブ。

その距離は、前の組で回る飛ばし屋・小山内護と、15ヤードしか違わなかった。「僕 もかなり良い当たりだったのに・・・」(小山内)。

同じ組の横田真一は、かろうじて1ヤード勝ったものの「・・・危なかった! 福嶋さん に勝てる男子プロ、そうそういないと思うよ」。

後ろの組の尾崎直道にいたっては、10ヤード近くも飛距離で負けて、「うそだろ・ ・・」ひざに手を当てがっくりと、ショックのあまりしばらく顔をあげられず、 「アッコちゃんのはたまたまうまくランが出たんじゃないのぉ?」と、つぶやくのが 精一杯だった。
これに火をつけられたのは横田だ。女子プロを相手に、小技の名手が本気になった。 「せめて第2打は もっと差をつけてやる!」と、アプローチ勝負に出たのだが・・・。

ここでも、福嶋選手にさらにピン奥につけられ惨敗だ。その実力の高さを見せ付けら れて、思わずつぶやく。「・・・このまま、男子ツアーに出ればいいのに・・・」。

昨年の米女子ツアーのドライビングディスタンスでランク1位に輝いたという福嶋選 手のことだ。横田の言うとおり、男子ツアーでも十分通用する力を備えているといえ るかもしれない。だが本人は、それを笑って否定した。やはり、課題は飛距離とい う。
さすがの福嶋選手も、200ヤード以上もある三好の8番、13番パー3を例にあげ、「ス プーンで打たないといけないショートホールなんて、女子は慣れてないですからね。 あと平均20ヤードは飛ばさないと、やはり男子ツアーはきついですよ!」。福嶋選手は、先週まで米女子ツアーに参戦して帰国したばかり。今週は、日本女子ツ アーのSANKYOレディスオープン出場のため、このあと、すぐに群馬の会場に飛 ぶ。超ハードスケジュールにもかかわらず「大丈夫! まったく疲れてないですよ !」と三 好にさわやかな笑顔を振りまいた。
プロアマ戦といえど、初の“男子ツアー”参戦。「女子ツアーよりも和やかな雰囲気 で、とっても楽しかったです!」大満足の1日を過ごしたようだ。

※今年から“Team GEORGIA”のメンバーに加わった福嶋選手のドラコンホール・ 10番パー4の計測飛距離は293.5ヤードでした。このビッグドライブをたたえ、プロ アマ表彰式でドラコン特別賞が贈られました。

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