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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2003

49歳・飯合肇が63でまわって4位、新たな挑戦を前に自信を深めるコース新

来週水曜日、アメリカに旅立つ。米シニアのチャンピオンズツアーの予選会に挑戦す るためだ。同ツアーの来季の出場権を勝ち取るには、来月4日から7日の地区予選を勝 ち上がり、さらに同18日から21日の最終予選で上位7人に入る、という厳しい条件だ が、「自分にもやれるんじゃないか、っていうね、期待をしているんだ。初めての経 験でとっても緊張しているけれど、そんな自分にも、負けたくないからね」。
49歳 が、瞳を輝かせる。

この日2日目は、渡米直前にさらに自信のつく素晴らしいラウンドだった。16番パー5 で残り189ヤードの第2打を5アイアンで4メートルにつけてイーグル。ハーフターンの 1番からは2メートル、1.5メートル、4メートルのチャンスパットを沈めて3連続バー ディを奪うなど、63はコースレコードを更新だ。

ドライビングディスタンス計測ホールの7番では、この日303ヤードを記録した。2日 間トータルの平均は287.5ヤードで21位につけた。昨年のチャンピオンズツアーでド ライビング1位に立った選手の平均は295.1ヤード。飛距離の面でも、世界の強豪に十 分、アドバンテージを握っているといえるだろう。
先週の日本オープンでは初日から3日間、17歳の現役高校生・池田勇太君とプレー だった。「切れのあるショットで飛距離も出る、かなり完成されたゴルフの持ち主。 そして何より、イキが良いのが頼もしい」と、その素材に太鼓判を押す一方で、30歳 以上も離れた選手と一緒に戦える自分にも、「大きな喜びを感じた」という。

昨年は、中嶋常幸、湯原信光らが復活を果たした。今年は、倉本昌弘がツアーレコー ドの59を出して勝った。自分と同年の40歳代が、息を吹き返している。「俺も、取り残 されたくないからね」新たな挑戦の前に、4年ぶりの優勝をあげて、自身への餞別が わりとしたいところだ。

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