「伊沢さんが良い出だしだったのに対して、僕は今日は出遅れてしまいました。15番で伊沢さんがバーディパットを決めたとき、僕はそれよりもっと短いチャンスを外した。その時点で、伊沢さんの勝ちが決まったと思わざるを得ませんでした。きっと伊沢さんは15か、16アンダーでフニッシュするだろうと。だから僕にはもうチャンスがない、と。でも、思いがけず、18番グリーンで伊沢さんがミスをして、また僕にもチャンスが来て、うろたえてしまいまた。最後のバーディパットは、少しナーバスになってしまいましたね。とりあえずショートだけはしたくない、と思い強めに打ちました。でも、結局、1打差になったことには正直、自分でもビックリしたのと同時に、あと一歩だったのになあ、という気持ちもあるけれど、自分もベストを尽くした結果だし、満足しています。
伊沢さんはとても素晴らしいプレーヤーで、そんなにも長く優勝が遠ざかっていたなんて、信じられないくらい。そのせいで、最後は伊沢さんも少しナーバスになって、ミスが続いたのだと思いますが、最後の大事なパットはきっちりと決めてみせた。ほんとうに、堂々とした勝ち方でしたね!」