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マンダムルシードよみうりオープンゴルフトーナメント 2004

全米オープン初日に暫定首位の丸山茂樹に刺激を受けて・・・深堀圭一郎が6位

「とにかく今は、日本で精一杯のゴルフを」
全米オープン初日に暫定首位の丸山茂樹に刺激を受けて・・・深堀圭一郎が6位

この日2日目のスタート前。全米オープンのテレビ中継を見て、深堀が燃えた。

大会初日、丸山茂樹が4アンダーの暫定首位に立っていた。

いずれは自分も、丸山と同じフィールドに立つのが目標だ。先週は、同オープンの本戦出場権をかけた 地区予選会にも挑戦した。開催日は、その前週出場したメモリアルトーナメント翌日の、6月7日月曜日。11時間40分もかけて1日2ラウンドする過酷な条件下で、3打足りずに涙をのんだ。

「なんとしても、出たかった」今季のメジャー第2戦で、ジュニア時代からの大親友が大活躍をしてい る。

今回の海外遠征で、丸山の急成長ぶりを間近に見て「初日の活躍は、当然の結果」とは思いながらも、今週、自分も丸山と同じ舞台を踏めなかった悔しさが、ぶり返した。

「でも、とにかくいまは日本で精一杯のゴルフを」。気持ちを切り替え、スタートしていったのだ。

パッティングのイップスの症状に苦しみながらも、3〜5メートルの距離をしぶとく沈めた。

高弾道の球を求めて、今回の海外遠征時から初めてバッグに入れた7ウッドも、今週の硬いグリーンに 威力を発揮してくれている。

舞台は違えど、ここで打つ1打1打が“世界のマル”に追いつくための、通過点。

「スコアがいくつとかランクとかより、常に次の目標を見つめていたいんです」と、甘いマスクを引き締めた。

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