Tournament article
サントリーオープンゴルフトーナメント 2004
<サントリーオープン初日>14歳の伊藤涼太君がイーブンパー27位タイ
準優勝に輝いた日本アマのあと渡米して、全米アマに予選会から挑戦(本戦出場、1回戦敗退)。帰国
後はすぐに、石川県で行われた中部オープンに参戦・・・。
国内外を飛び回って夏休みの宿題が手つかずになり、最終日こそ母・恵子さんに大目玉をくったが、その甲斐は十分にあった。
この日初日に、奪取率トップの7バーディ(7ボギー)を奪う快進撃。「ツアー自己ベスト」のイーブンパーは、今大会招待外国人選手のラティーフ・グーセンと並ぶ27位タイに、ツアー参戦5戦目にして初の予選通過の可能性も見えてきたのだ。
練習日の7日(火)、一緒に練習ラウンドした矢野東のアドバイスも効いている。「アプローチで左ひ
ざが出ているよ」意識してプレーするようにしたら、「ちょうど良いスピン量で、いい転がりをするようになった。ボギーを打ってもすぐにバーディが取れる気がして、安心してプレーできるようになった」という。
もし、翌2日目に予選突破できれば、手嶋多一が持つ最年少予選通過記録15歳と11ヶ月(1984年日本オープン)も更新するだけに、「明日も精一杯、やります」。あどけない表情の下に、激しい闘志を燃やしている。
写真=今週、伊藤君のバッグを担ぐのはアメリカ在住の末永慎吾さん(46歳、写真左)。準優勝に輝いた今年の日本アマからタッグを組んで好結果を残している末永さんには、伊藤君と同じ組で回ったツアープレーヤー福永和宏も絶賛。「アドバイスが的確で素晴らしい。今日の伊藤君のスコアは半分、キャディさんのおかげでしょう」と話していたとか。