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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2004
丸山茂樹 通算2アンダーで予選通過「われながら、グッドジョブです」
ハードスケジュールをおして凱旋出場を果たしたこのホスト試合で「予選落ち」の文字が、頭をかすめた。
「今回ばかりは、ダメかな…」。いったんは、ほとんど諦めかけたが言うまでもなく、そのままで終わってしまわないのが米ツアー3勝の貫禄。
「最後まで諦めない、というのが向こう(アメリカ)での日常の姿勢。それがここで発揮できたことが嬉しい」。
自身、納得の残り15ホールだった。
6番、7番で3メートルのバーディチャンスを決めると、9番で2.5メートルをねじこんだ。13番でティショットをOBゾーンまで30センチという左林に打ち込み大ピンチを迎えたが、渾身のパーセーブ。
14番は「タフなライ」から10ヤードのアプローチを決めて、チップインバーディを奪った。
16番は、圧巻だった。残り240ヤードの第2打を、8メートルに2オン。「あれ以上、1ヤードも飛ばない。全パワーをそこにぶつけました」。楽々バーディを奪って通算2アンダーまで盛り返し、「われながら、グッドジョブです」と、いつもの笑顔も飛び出した。
決勝初日は「闇スタート」、いわゆる10番スタートの裏街道からのティオフとなるが、首位とは8打差。いまの丸山には逆転Vも、ありえない話ではない。
「自分でも期待しているし、目標は高く。1打でも縮められるプレーがしたい」。残り2日にかける。