Tournament article
中日クラウンズ 2004
今年67歳を迎える杉原輝雄は第1回大会から45回連続出場の偉業を達成
今年67歳を迎える杉原輝雄は第1回大会から45回連続出場の偉業を達成
第1回大会からただひとり、連続45回の出場を続けているのが、ツアー界のドンこと 杉原輝雄だ。大会前日の水曜日に行われた本戦のオープニングセレモニーで、「最近は、出場すること に意義があるような成績が続いていますが・・・」と苦笑まじりにスピーチしたが、来月には67歳を迎 えるその年齢で、いまだ現役への執念を見せるその姿勢には、頭が下がる。
この偉業をたたえ45回記念大会の今年、大会から記念のトロフィーと金一封が贈られ ることになった。
実は当初、それら賞品はこのオープニングセレモニーで手渡されることが決まってい たが、本人がこれを拒否。
というのも、まだ初日のティオフが済んでいない。「正式にいうと、今日の段階では 45回連続出場とは言えないんです」という本人のたっての希望で、記念品の贈呈は初日のホールアウト 後に、ということが決まった。
青木功と並んで、今大会過去最多5回の優勝を誇るジャンボ尾崎は「45年もの間、 ずっと出場し続けているなんて、ほんとうにすばらしいこと」としながらも、「・・・でも、そろそろ来 年あたり杉原さんもだめだろうから(笑)、僕がこれから“46回連続出場”を果たして、記録を破って みせるつもりです」とジョークまじりのコメントに、ジャンボの背後から頭をポカリとやって、大笑い してみせた杉原。
「まだまだ、ジャンボ君たちを脅かしたい気持ちは一杯やんねんで!!」。・・・恐 るべき、67歳である。