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JCBクラシック仙台 2005

横田真一「気持ちの整理がつかないまま、打ってしまいました」

使い始めて1年と1週間、という長尺パットが冴え渡った。
長いチャンスを次々と決めて、リーダーを猛追した。

17番ではカラーから8メートルものロングパットを決めて、3連続バーディで1打差まで追い詰めた。
逆転がかかった最終18番の第2打は、「“ミスしないようにしよう”という気持ちと“近くに寄せよう”という2つの気持ちがあって。気持ちの整理がつかないうちに打ってしまった」。

寄せきれず、奥から下りの長いバーディパットを残してしまった。「優勝を、意識してしまった。もう1回、気持ちを落としてやればよかった」。
あと一歩のところで8年ぶりのツアー2勝目を逃したが、“弟子”に行き詰る接戦を見せることができたことは大きい。

昨年からバッグを担ぐ山田真一郎さんは、プロを目指して修行中の身だ。
昨年、ツアーの出場優先順位を決めるクォリファイングトーナメントのファーストステージで落選し、今年いちからの再チャレンジを目指している。
そのためにも「プロの生きた球が見たい」と、山田さんのほうからキャディを願い出た。
試合中も、横田のほうから要所要所でアドバイスがあり、「すごく勉強になっています」(山田さん)。

その1打1打すべてが、傍らに立つ山田さんへのメッセージ。
次はぜひ、優勝シーンを見せたい。

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