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ANAオープンゴルフトーナメント 2005

伊藤涼太くんが6試合連続の予選通過

パー72の輪厚コースも、「68で回ってもおかしくない」と、思いながらプレーしているそうだ。
高い目標が、中学3年生の快進撃を支えている。
この日2日目もアンダーパーの70で回り、通算4アンダー32位タイ。

余裕で6試合連続の予選通過を果たしたが、ただ無邪気に喜ぶわけではない。
むしろ気にかかるのは、17番ホールで打ったボギーのことだった。

父・秀昭さんが常に口をすっぱくして言うのは、上がりホールでボギーは打つなということだ。
「強い選手ほど、上がりホールで良いスコアを出してくる。今日も携帯でチェックしていて、また電話で叱られるんだろうな・・・」と、顔をしかめた涼太くん。

そろそろ反抗期なのか、最近では「父親が見ていると、なんかやりにくい」という。
仕事の都合で今週、秀昭さんは会場には来られないが毎日欠かさずするように言われている電話報告も
「どうだ、調子は」「うん、まあまあ」
「ちゃんと練習メニューをこなしてるか」
「やってるよ」
・・・と、こんな調子で一言ふたことで済ませ「30秒で切っちゃうんです」という。

決勝ラウンドでは父親に言われるまでもなく「何があっても、オーバーパーにはしないこと」。
目標も明確に、今週も自己ベスト順位のトップ5入りを狙っている。

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