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日本オープンゴルフ選手権競技 2005

片山晋呉「歴史に名前を残したい」

11日(火曜日)にコース入り。この練習日の2日間、「幸せを感じている」と片山は言う。
会場の廣野ゴルフ倶楽部は普段、メンバーの同伴がなければラウンドできない。
片山でさえこの名門中の名門に足を踏み入れたのは、もう10年以上も前に行われたアマチュア競技会の一度きりだ。

「日本のコースで『どこ回りたい』と言ったらここだった。廣野に、来られることだけでも嬉しい。ここで試合をしてくれることだけでも有難い。これ以上ない舞台ですね」。

夏場からずっと、上り調子だ。7月のウッドワンオープン広島から先週までの8試合、トップ10入りを外したのは1つだけだ。
「いつ勝ってもおかしくない状態」で、狙うはもちろん、大会初制覇だ。
それも、この廣野でやり遂げることに意味がある。

「プロ人生で悔いを残さないためにも・・・。勝つというより、歴史に名前を残したい」。
大会前から気合十分。
最終日にむけて徐々にテンションをあげていくタイプの片山が、始まる前からこれほど熱く語るのは、めったにないことなのだ。

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