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フジサンケイクラシック 2005

片山晋呉「このまますんなり勝たせるわけにはいかない

この日はボギーが先行したが、そのまま終わらないのが賞金王のプライドか。ここ富士桜カントリー倶楽部は、「総合力が問われるコース」と片山は言う。
「14本のクラブを使う、やりがいのあるセッティング」。
優勝賞金はツアーで2番目の高さを誇る3000万円。
「こんな良い大会で、このまま終わっちゃいけない、と」。
上がりホールで盛り返した。

最終18番パー4。
9番アイアンで打った、残り154ヤードの第2打はピンまで3メートル。
今週、初めて握った中尺パターでねじ込んだ。
大ギャラリーの前でのバーディフィニッシュ。思わず飛び出たガッツポーズ。
気持ちも自然と高まっていく。

首位の丸山とは8打差ついてしまったが、「このまますんなり、勝たせるわけにはいかない」。
プロ10年目にして初出場の今大会を、初優勝で盛り上げるつもりだ。

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