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JCBクラシック仙台 2006

片山晋呉「2×10、ここでぜひ20勝目を!」

いまの片山には、雨が降ろうが、風が吹こうが関係ない。「コースが違っても、天候が違っても上位でやれる」という自信がある。
この日2日目も、特に良いゴルフという自覚はなかった。
「普通にやって、こうだから」。
徹底的に体を苛め抜いたオフトレーニングの成果が出ている、と実感できる。
「あきらかに底力が上がっている。これでもう少しできれば、向こうでもトップ10に入れると思う」。
確信を持って言い切った。

通算7アンダー、単独首位につけて指名されたテレビインタビュー。
質問されて、気がついた。
このJCBクラシック仙台は、99年にツアー通算2勝目をあげた大会。

それから7年の間に17個の勝ち星をあげて、再びこの舞台でめぐってきたビッグチャンスは、史上9人目となるツアー通算20勝目の大記録。

「ここでの2勝目に10をかけて20勝。・・・ちょうど良いかな」。
有言実行の確率はほぼ100%の男が、今週も公約をぶち上げた。

この大会のあと、全米オープンのため渡米する。
しばらく、日本ツアーを留守にする。
「そういう意味でも、ここで優勝すれば盛り上がるよね!」。
賞金王が、このまま黙って行くわけがない。



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