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〜全英への道〜 ミズノオープン 2006

鈴木亨・ホストプレーヤー「節目で勝てる選手になりたい」

今大会主催のミズノ株式会社は、今年創業100周年。
所属プレーヤーたちが、「メジャーに匹敵する大事な大会」と、誰しも口をそろえるこの『〜全英への道〜ミズノオープン』は、スポンサーが記念の年を迎えたことで、選手たちの士気はますます高まっている。

鈴木亨が、ミズノと正式に契約を結んだのはプロ入りしてからだ。
しかし、同社のクラブとの出会いは、もう30年近く前にさかのぼる。
中学2年のとき、クラフトマンに作ってもらったのが初めての“マイクラブ”。
もちろん、それ以来他のメーカーに「浮気」したことはない。

ぜひ勝って、長年の恩を返したい。
毎年、その一心で大会と向き合ってきた。

「勝負は、勝ちたいと思って勝てるほど簡単なものではないけれど。いつかゴルフ人生を振り返ったときに、僕の歴史にこの大会の名前が刻まれていたら最高です」。

このオフは3年計画で、体を作り直すことに決めた。
専門のトレーナーについて、リハビリを兼ねたトレーニングに取り組んだ。
おかげで、体重は4キロ減。
引き締まった腹筋を押さえ、自慢げに言った。
「・・・ミケルソンよりは良い感じでしょ?」と笑った。
40歳を超えてなお、努力に努力を重ねて今年も、この大事な一戦を迎えた。

所属プロによるチャンピオンは、1986年大会の中嶋常幸(当時)以来、まだ誕生していない。「こういう節目で勝てる選手こそ、ほんとう強いプレーヤー。僕も、そんな選手になれたら・・・」。
秘めた思いは相当、熱い。

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