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ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2006

横尾要「最後まで、諦めない」

優勝のほかに、今大会主催のブリヂストン契約選手が最終日に意識するのは「どれだけバーディが取れるか」ということだ。

今年8月のサン・クロレラ クラシックから同社がスタートしたチャリティ活動に関係がある。
大会の最上位者には、最終日のバーディ(以上)数×2ダース分の同社のボール「ツアーステージ Ⅹ−01」シリーズを、ジュニア関連団体に寄贈する権利が与えられるからだ。

その際、各試合のバーディ(以上)の下限を5個とし、最上位者のバーディ数が4個以下の場合は5個として換算される。

これまでに終了した7試合では、バーディ数「4」が最高。
よって、10ダース以上の寄贈に成功した選手はまだいない。

毎年、このホスト大会ではスリリングなバーディ合戦が見られるだけに今週、これを上回る選手の誕生が期待されている。

その一番手に名乗りをあげたのが、この日3日目に通算12アンダーで4位に浮上した横尾要だ。

普段からチャリティ活動や、ジュニア育成に熱心で、今大会開催直前の16日(月)には、母校の豊島区立要小学校に、スナッグゴルフのコーチングセットを寄贈したばかり。

そのとき対面した“後輩”たちに、「テレビで応援しています」と言われ、「・・・2日で帰ってしまって、写らないかもしれないよ」と冗談で答えたものだが、いまこうしてしっかりと、子供たちの期待に答えられることが嬉しい。

首位の手嶋に6打差つけられているだけに、最終18番で21ヤードのイーグルチャンスを3パットしてしまったことには悔しがったが「まだ、ノーチャンスじゃない。諦めないで、明日はとにかくひとつでもたくさんバーディを取っていく」。

その姿勢こそブラウン管の向こうのジュニアたちへの、何よりのメッセージとなるはずだ。

<ブリヂストン契約プロによる「ツアーステージX−01」シリーズの今季寄贈実績>
サン・クロレラ クラシック    谷原秀人(優勝) バーディ数3
アンダーアーマーKBCオーガスタ  平塚哲二(2位) バーディ数4
フジサンケイクラシック      藤田寛之(3位T)バーディ数2
サントリーオープン        宮本勝昌(4位T)バーディ数3
ANAオープン          近藤智弘(優勝) バーディ数3
アコムインターナショナル     小田龍一(4位T)バーディ数4
コカ・コーラ東海クラシック    宮本勝昌(2位) バーディ数4
日本オープンゴルフ選手権競技   宮本勝昌(3位T)バーディ数4

※最上位選手が複数の場合、バーディ(以上)数の多いほうが適用されます。
※ボールの寄贈先は日本ゴルフツアー機構と日本女子プロゴルフ協会。毎月末に集計され該当数のボールを各団体に贈られます。
※写真下=黄色のシリコンバンドが、このチャリティ活動に賛同しているという証し。「明日は2位狙いになってしまうかもしれないけれど。とにかくいっぱいバーディを取って、できるだけたくさんボールが寄贈できるようにしたい」(横尾要)

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