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カシオワールドオープンゴルフトーナメント 2006
今年のシード権のボーダーラインは73位まで来季の出場権をかけた熾烈な争いはいよいよクライマックスへ・・・!!
だから、シード権争いをしているほとんどの選手にとって、今週のカシオワールドオープンが事実上の最終戦。
今年は、長年シード権を守ってきた中堅、ベテランたちの苦戦が目立つ。
選手会長の横田真一(現在賞金ランク77位)をはじめ、公傷制度を利用して昨年復活した米山剛(同86位)や桑原克典(同92位)、米ツアー帰国組の宮瀬博文(同95位)らがそれで、来季の出場権が得られる上位70人にはまだ遠く及ばない。
23日から始まる本戦を前に、横田が悲痛な声をあげる。
「来るところまで来てしまった。今週は最低でも15位くらいには入らないと・・・。よほど頑張らなければ。全力で、頑張るしかない」。
今年のボーダーラインは、規定試合数に満たない中嶋常幸(賞金ランク23位)とパドレイグ・ハリントン(同27位)と、タイガー・ウッズ(同50位)の3人をのぞく73位まで。
現在、73位につける塚田好宣の獲得賞金1437万4097円がひとつの目安だが、ひとつ気をつけなければならないのは、次週のツアー最終戦のディフェンディングチャンピオンで、複数年シードを持つ今野康晴の動向だ。
今週、今野がもし賞金シードに入らなければ最後の一席、・・・つまり70番目のシード権確定は翌週に持ち越される。
その場合、今週終了時点で73位につけた選手は今月29日から茨城県のセントラルゴルフクラブで始まるファイナルQTの会場にとりあえず向かわなければならない、というのが今年の現状だ。