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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2006

来季の出場権をかけたファイナルQTは、29日(水)からスタート

昨年のゴルフ日本シリーズJTカップ、最終日の表彰式は史上初の全員参加。そこには、2日目に背筋痛で途中棄権した片山晋呉の顔さえあった。

「みんなで、ギャラリーのみなさんに感謝の気持ちを伝えませんか?」。

選手会長の横田真一が一人一人に声をかけてまわって実現したセレモニー。
代表してこの1年間の締めの挨拶をしたあと、全員で満員のスタンドに向かってボールを投げ入れよう、と案を出したのも彼だった。

今年は、その横田がいない。
“本職”でも最後まで優勝争いを繰り広げて2位に入り、戦う選手会長としても昨年のこの最終戦を大いに盛り上げた選手は11年ぶりのシード落ちを喫して今週、来季の出場優先順位をかけたファイナルQTに臨む。

横田だけではない。
他に、米山剛や桑原克典、宮瀬博文らシードの常連たち。田島創志や中川勝弥、兼本貴司ほか昨年初シード入りを果たしたばかりの堀之内豊や高島康彰らが再起をかける。
茨城県のセントラルゴルフクラブで予選4日、決勝2日の長丁場に挑戦する。

「この1年を振り返ってみれば、あのときのあの試合が、あの1打が・・・というのがたくさんある。1打の大切さを身にしみている」とは昨年、初シード入りを果たしながら2万4415円差の73位で、QT会場に向かわなければならなくなった塚田好宣。

ひとつボタンを掛け違えただけで、あっという間に転落するのが勝負の世界。
笑顔の分だけ、涙がある。
その光と影の中で選手たちは、いつも精一杯の戦いを続けています

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