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フジサンケイクラシック 2006

丸山大輔「連覇を狙って、帰国しました」

約3ヶ月ぶりの日本ツアーは、緊張感を持って会場入りした。それはもちろん、ディフェンディングチャンピオンとしての責任感。
この日30日水曜日に行われたプロアマ戦では、大会主催のフジサンケイグループの日枝久・代表とのプレー。
「VIPの方とのラウンドに、顔が強張った」と笑う。

今週は、いやが上にも「注目される、というプレッシャーがある」。
その中で「連覇が出来たら、最高ですね」と、言い切った。
言葉尻に、確かな自信がにじむ。

昨年末のQスクールを突破して、今季米ツアーに本格参戦。
デビュー戦のソニーオープンで、「120%の力を出し切っても通用するかどうか分からない」と、話していた。

「かたときも気が抜けない。少しでも気を抜けばボギー、ダボが待っている」。

それほど過酷なフィールドで、無我夢中で戦ううちに「気がついたらシード権が取れていた」。
8月のジ・インターナショナルで、自己ベストの3位につけて今季4度目のベスト10入り。
デビュー元年にして、来季のツアーカード取得に成功したのだ。

タイガーやミケルソンなど、トップクラスに比べるとパワーこそ劣るが、飛ばなくてもしっかりと地位を確立している丸山茂樹やコーリー・ペイビン、デビッド・トムズらの存在をお手本に、コツコツと努力を続けてきたたまものだった。

ツアー屈指の距離を誇る、ここ富士桜カントリー倶楽部はその成果を披露するにはうってつけの舞台。
ツアー初優勝をあげたこの思い出の舞台でこそ、成長のあとを示したいところだ。

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