Tournament article

ウッドワンオープン広島ゴルフトーナメント 2007

今季初シードの岩田寛が3位タイ

本当なら、もっと伸ばせていたはずだった。「パットが入ってくれていれば・・・」。再三のチャンスを逃し、ストレスがたまったこの日3日目のラウンドだった。

片山晋呉もその実力を認める若手有望株のひとり。シニア認定プロの父・光男さんに仕込まれたゴルフは申し分ないが、ただひとつ欠点は「気持ちをコントロールできないところ」とは、本人も認めるところだ。

「今日も途中、何度も切れそうになったけど」。
グっと堪えた。
先週のUBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズで嫌と言うほど思い知らされた。
「切れたら、良いことないから」。

今週の会場で自分の気持ちを抑える方法を見つけたというが、もちろん具体的なやり方は極秘だ。
「引退したらお話します」と、冗談とも本気ともつかない表情で話した。

通算8アンダーは東北福祉大の先輩、谷原秀人と3位タイで並んでリーダーにプレッシャーをかける。
「頑張って、やっつけたいと思います」。
淡々とした口調の中に、闘志をちらつかせた。

関連記事