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サントリーオープンゴルフトーナメント 2007

シード復帰を狙う三橋達也が2位タイ浮上

1年前の彼を良く知る人ならば、驚くだろう。まるで別人だ。遠目には、とても本人とは思えない。昨年のいまごろは体重が100キロあった。

2004年のマンシングウェアオープンKSBカップでツアー初優勝。しかしその資格も昨シーズンで適用が切れて、「ストレスもたまっていたと思う。夜は、満腹にならないと寝られない。メタボリック以上の言葉を作ってもらわないといけないような、そんなひどい状態だった」。

そのせいで、年末には体調を崩してシード落ち。
それを機に、人生2度目の大掛かりなダイエットを敢行した。
食事制限とトレーニング。毎日朝夜各10キロのランニングで、半年で30キロ減。
その後リバウンドもなく、今も70キロ台をキープしている。

おかげでショットにもキレが戻り、ファイナルQTランク66位から出直しを図る今季は、出場のチャンスこそ少ないが「欲を捨て、自分のやろうとしていることを思い切ってやる」と、気負いはない。

この日3日目は7番で4メートルのバーディを決めて、スコアボードを確認した。
単独首位に谷口徹。3打差の2位タイには自分を含め、谷原秀人と丸山茂樹の3人が並んでいた。
最終9番でバーディチャンスを外して、「しょうもないジャマをしなくて良かった」と、笑った。

最終日のペアリングは、スコアの良いものほど後ろの組になる。
もし、三橋がもうひとつ伸ばせばそのチャンスがあったが「そんなことをしたら、期待していたみなさんのアゴが外れてるでしょ」と、からからと笑った。

谷原、丸山との最終組を切望していた谷口が、まだプレーを残していた三橋に「あいつがもしバーディを取ったら、明日はかなりやる気が半減する」と語っていたのをまるで聞いていたかのように「明日はひとつ前の組から、ノーマークの三橋が何かをやらかせればいい」。
いまもっとも旬な顔あわせで盛り上がる最終組を横目に、虎視眈々と一発逆転のシード復帰を狙う。

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