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コカ・コーラ東海クラシック 2007

片山晋呉が2位タイ

三好との相性は抜群だ。初出場の97年で50位タイに終わったほかは、過去8回すべてベスト10入り。うちベスト5は実に6回。しかし、優勝はまだ。「・・・そうなんだよね〜」と、苦笑いで首をかしげた。

それほど良い成績を残しながら、痛い目にもあっている。あれは2002年。
悪夢は、2位と4打差つけて迎えた3日目の16番ホールから始まった。

難関のパー3でティショットを左ガケ下。リカバリーに失敗し、ダブルボギーを打った。
続く17番は、3メートルのパーパットを外した。
そして最終18番。
フェアウェー中央の高いモミの木に当たったティショットが、枝にひっかかって落ちてこなかった。
ロストボールのダブルボギーを打った。
この3ホールが尾を引いて、最終日は2位タイに甘んじた。

当時を振り返り、片山は言った。
「今日は、あのときとまったく逆のパターンです」。
前半は、さすがの賞金王も雨の三好に苦しんだが、15番から3連続バーディで1打差2位タイ。
「いつか、この大会は取れる(勝てる)と思っているけれど。今日は、今までとまったく違う終わり方ができたから」。これこそ、まさに吉兆か。
「明日は、今日の後半のような集中力でプレーできれば楽しみですね」。
ここ三好を「一辺倒なプレーでは通用しないコース」と表現する片山が、念願のタイトルを勝ち取るか。

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