Tournament article

ブリヂストンオープンゴルフトーナメント 2007

手嶋多一「僕のことも忘れないでください」

「僕のことも忘れないでください」とディフェンディングチャンピオン
予選2日間を、石川くんとプレーすることになったディフェンディングチャンピオンは今年、欧州ツアーを主戦場にしていたため、16歳の「生プレーをまだ見たことがない」。

もともと、目立つことが苦手な性格。
大ギャラリーに囲まれてのラウンドになるのは少々、つらいところだが「遼くんのスイングを初めて見られるし、とても楽しみ」と、開幕を心待ちにしている。

先週は、屈指の難コースに加え、久しぶりの国内ツアーは「芝質の違いに戸惑った」。
しかし2週目を迎え「だいぶ慣れてきた」。
18位に終わった先週よりは、「良いゴルフができると思う。先週取れなかった分のバーディを一杯取りたい」と石川くんばりのコメントで対抗心もチラリ。

「僕も一応、優勝を狙います。僕のことも忘れないでくださいね」と、おどけて話した。

一方、やはり同組で回ることになった近藤智弘は少々、憂鬱だ。
先月のコカ・コーラ東海クラシックの月曜日に左肩を痛めた。
先週は、深いラフに症状はピークとなり、前日水曜日にあわてて痛み止めの注射を打ったほどだった。
どうにか4日間、無事終えることができたが、せっかくの石川くんとの初ラウンドも本調子で、とはいかず、「よりによってなんでこんなときに・・・」というのが本音だ。

しかし、今週は患部の負担を減らそうと、シャフトをこれまでのスチールから、自身初めて使用するという軽量のカーボンに。
またアイアンをキャビティに変えて、それほど痛みを煩うことなく、安心して打てるようになった。
幸い症状も回復に向かっているし、何より今週はクラブ契約先ブリヂストンの主催競技だ。
ホストプレーヤーとして「良い結果を残したいから」。
気合が入った。

  • パッティンググリーンで初日、同じ組で回る手嶋(左)に「明日はよろしく!」と声をかけられて、笑顔がこぼれる近藤

関連記事