Tournament article

三井住友VISA太平洋マスターズ 2007

今年、ボランティアの参加数が増加! そのわけは・・・

三井住友VISA太平洋マスターズがボランティア制度を取り入れて今年で22年目。さらにボランティア歴の長いベテランの中から全体を統率するチーフを決めて、自主運営されるようになったのが14年前。初年度から参加して、現在は移動式スコアボード(キャリングボード)の担当チーフをつとめる大塚正晃さんはいう。

「実は今年は、例年以上に参加者が増えたんです。当日になって欠席する人もいないし、いつにも増してみな熱心ですね」。
新規申込者は100人を超えて、今年はのべ1500人ものボランティアが集まったのは、間違いなく「遼くん効果」だ。
今大会は毎年、海外からのトッププレーヤーを招待するなど国際色が強く、華やかな雰囲気にもともと根強いファンは多い。
それにも増して人気が高まったのは、「16歳のおかげでもある」と、大塚さんは痛感したという。

そんなわけで、記念の35回大会を迎えた今年は“新顔”のみなさんが大会を盛り上げてくださったが、もちろんここ御殿場に精通した“常連さんたち”の活躍も見逃せない。

昨年に続いて、キャリングボード係を受け持った片山征彦さんは、今年も同姓の片山晋呉の組についた。
スタートティで、スコアラーチーフの石川季夫(すえお)さんが各組につくスコアラーとキャリングボードの名前を選手に紹介するのだが、その途端に片山の表情が輝いた。

「去年もついてくれた人だよね?!」。

昨年の片山さんの仕事ぶりを、片山はちゃんと覚えていたのだ。

他の選手に「いつも同じ名前の人が担当してくれるんだ」と嬉しそうに言い、片山さんには手を振って「僕の(スコア)を真っ赤(大量アンダー)にしておいてね」とのジョークも飛び出し、ギャラリーも大爆笑。一気にその場が和やかになった。

ボランティアのみなさんは、選手とギャラリーをつなぐ大切な架け橋。
チャンピオンもその活躍に賛辞と感謝を寄せた。
「いつも暖かいサポートを本当にありがとう!!」(ブレンダン・ジョーンズ)。


  • ※写真はイメージです。

関連記事