高知県安芸郡のKochi黒潮カントリークラブで開催される「カシオワールドオープン」。
近隣のゴルフ場でツアートーナメントが行われるのは恵まれている環境。
是非、この機会に、地元のジュニアに大会やゴルフを少しでも知って貰いたい。
そんな思いで髙橋竜彦・竹本直哉がコースから車で10分ほどにある、芸西中学校を訪れた。

髙橋がゴルフを始めたのは小学5年生からで、お父さんの勧めで始めた。それから、約20年経つが、ゴルフの魅力はなんといっても「色々な人と出会えること」。
様々な人の言葉を聞いて、出会いを大切にして欲しい。

「試合では違うタイプの人と同組みになって話をする。アジアやインドでの試合の時も、今まで知らなかった体験を幾度もした。」
自身の体験談が、言葉に説得力を持たせる。

一時、髙橋は試合に出れない状況になり、他の道を考えた事もあった。ただ、両親に恩返ししたいという思いで困難を乗り越えた。
そして、ツアー２勝目の『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』で優勝。優勝副賞で念願の車を手に入れた。
昔から「両親に車をプレゼントしたい」という願いが、やっと去年実現したのだった。

竹本は自分の留学経験を話す。
15歳で単身アメリカへ。英語を話せない中でもゴルフ部で活躍し、大学もゴルフ推薦で入学した。不安な環境の中でも、好きなことだから頑張れたと笑顔。
ゴルフを知らない生徒達も、自分と同じ年齢で渡米した竹本の話に、感心した様子で聞き入っていた。

質問タイムでは、
「“みんなのゴルフ”をした事がありますか？」
「丸ちゃんと友達ですか？」
「験担ぎはありますか？」と、素朴な質問が飛び交う。

講演が終わると校庭で、高知県ゴルフ協会の補助の下、スナッグゴルフの講習会を実施した。
時より木枯らしが吹く中でも、生徒達は元気一杯でフルスイング。今日、初めて体験するスナッグゴルフも、何球か打つとすぐに自分のものにして、楽しんでプレーする。

講師となった髙橋と竹本は、生徒達に手取り足取り指導する。
「良いよ〜。ボールをよく見て打てば大丈夫だよ。」と声をかけると、生徒達もそのアドバイスを聞き、すぐに上達していた。『三井住友VISA太平洋マスターズ』では首位に立つなど、12試合連続予選通過で安定感を見せている髙橋と、今季は『UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ』で壮絶な優勝争いを繰り広げ、今季ベストシーズンを送っている竹本が出場する『カシオワールドオープン２００７』は22日（木）から開幕する！

※今大会は父兄同伴に限り中学生以下は無料ですので、2人の活躍を始めプロゴルファーの試合を是非観戦して下さい！

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• 髙橋 竜彦