Tournament article
サン・クロレラ クラシック 2007
小山内護「本当に楽しみだよ!」
北海道特有の洋芝は草の抵抗が強く「フライヤーの計算もしなくていいから」。むしろ、非力の選手なら飛距離が落ちるくらいだ。「でも、僕ならラフから4番アイアンでも余裕で打てる。まったく問題なし。だから北海道が好きなんだ」と小山内は言う。
今週から新たに投入したシャフトの硬度3Xのドライバーはスピン量が落ちて、ますます強い打球が打てる。
「ティショットで芯を食い、とにかく飛距離を稼ぐ」。
セカンドは、「今週、一度もウッドを持ってない」。
強風の初日に、500ヤードの3番パー4で持ったユーティリティの3番が、この3日間で一番長いクラブだった。
大雨が降ったこの日3日目さえ他の選手より、数番手短いクラブでグリーンを狙えるのが何よりのアドバンテージだ。
「グリーン上で空振りしたこともある」ほどひどかったパットのイップスも昨年、アコムインターナショナルで7年ぶりの復活優勝をあげたことで完全克服。
「それまでも、ショットには自信があった。ショットだけでシード権を守ってきたといってもいいくらいだったから。パットさえ普通になったら、これからバンバン勝てるって。ずっとそう思ってたんだ」。
その言葉どおりの2位タイ浮上。
ツアーは次週からまた、2週間のオープンウィークに入る。
「また“ニート”な生活が始まるから。それまでに1円でも多く稼ぎたいから。明日はほんとうに楽しみだよ!」。
最終日を前に、ウキウキと語った。