道内主催の３トーナメントが手を結び、３大会で“連勝”した優勝者に特別ボーナスを贈る「ゴルフ北海道スイング」がスタートしたのが昨年２００６年。そんな３社の結束は今年、さらに固まった。

６月の二部ツアー「セガサミーチャレンジ」を「ゴルフ北海道スイングへの道」と銘打ちその優勝者には、３試合の出場権が与えられることになったのだ。

その権利を得たのが48歳の水巻善典（＝写真上）だ。
水巻は２００３年にシード落ちをしたばかりか、昨年のファイナルＱＴランク115位で今年はツアーの出場権すら持たないだけに、道内３戦への出場は絶好のチャンスとなる。

また、今週９日の月曜日に開催コースのザ・ノースカントリークラブで本戦切符をかけたマンデートーナメントが行われ、73人が挑戦。狭き門をくぐり、上位13人（以下結果）が出場権を獲得した。

中には、２００５年の道東オープンのチャンピオンで、地元出身の本田剛（＝同中）の名前も。
最終18番で10メートルのバーディパットを決めて、カウントバックでツアー初出場を決めた本田は「地元だし、応援もたくさん来てくれると思う。フェアウェーキープがコース攻略のポイント。頑張ってぜひチャンスをつかみたい」と話している。

このほかにも札幌大学出身のツアープレーヤー井上清孝や、開催コースのクラブチャンピオン小林敏明さんや、アマチュア予選会を勝ち抜いた工藤大之進さん、戸澤康人さんら北海道勢が参戦する。

また２００２年の東海クラシックで12歳と3ヶ月のツアー最年少出場を、また２００４年にはツアー最年少予選通過記録を樹立して、２００５年のアンダーアーマーＫＢＣオーガスタで堂々６位に入るなど、旋風を巻き起こした伊藤涼太くんが腰痛を乗り越えて、約１年ぶりにツアー復帰を果たす。

そのほか、セガサミー所属の池田力（＝同下）や諸藤将次らホストプレーヤーも加わって、いよいよ12日（木）から幕があける本戦では出場権を持たない選手や、若手有望株にも広く門戸を開く「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」ならではの熱い戦いが繰り広げられそうだ。

マンデートーナメント通過者
−５・６７　　Ｔ１　　丸山智弘、西川哲
−４・６８　　Ｔ３　　横山勝治、平井龍泰
−３・６９　　Ｔ５　　上田友昭、冨山聡、金井剛、上井邦浩、前田雄大、中島敏雅
−２・７０　　Ｔ11　　高橋朋載、本田剛、杉山直也（カウントバック）

• 

•