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中日クラウンズ 2007

タッド・フジカワは予選落ち・・・

3番で、左奥30ヤードからサンドウェッジでチップインバーディ。「さあ、これからと思ったけれど。そこからさっぱり伸ばせなかった」。

故郷のハワイと違う風、違う芝質。
特に、和合のグリーンには手も足も出なかった。
「非常に固くて、乗ってからの転がりが計算できなかった」と振り返る。

「日本のコースはこんなにも難しいなのか、と・・・。次はぜひ、何回か回って、コースを知った上でチャレンジしたい」。

初出場の日本ツアーは、通算10オーバーと悔いの残る結果となったが収穫もあった。
夜は日本料理に舌鼓を打ち、コースでは大ギャラリーに声援を受けてのプレー。
日系米国人の16歳は、「サポートしてくれる人たちの温かさに、自分のルーツを再確認できた」という。

また、歴史と伝統のクラウンズでプレーしたことで、「ジュニアにも、ここまでやれると証明できたことはとても大きい」と、胸を張った。

そして、この2日間、同じ組で回った青木功。
「素晴らしいプレーヤーとのラウンドで、びっくりするような技をたくさん見せてもらえましたから」。
アテスト後の18番グリーン。ふいにその肩を抱いて青木が言った。
「俺がハワイに行ったら、一緒に回ろうぜ!」。
満面の笑みでうなずいた。

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