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東建ホームメイトカップ 2008

S・K・ホ「今年の目標は両立です」

2008年ジャパンゴルフツアー開幕戦初日は、あいにくの大雨。午前中に1時間14分の競技中断もあり、けっきょく日没サスペンデッド。午前スタートのホは無事ホールアウトしたものの波乱の幕開けに、「トライバーはランが出ないし、距離は残るし…ほんっとさんざんでした」とボヤキつつ、上々の滑り出しには笑みもこぼれる。

若干の取りこぼしもありながら、度重なるピンチは懸命にパーでしのぎ、いよいよ上がり2ホールで連続バーディ。
518ヤードの17番パー5は、右の林に打ち込みながら、4番アイアンで刻んで残り109ヤードの第3打を6メートルにつけた。
18番パー4は、残り197ヤードの第2打がピンまで8メートル。
3アンダー首位タイスタートは、久しぶりの好発進だ。

昨季の賞金ランク47位は、2002年に初シード入りして以来の自己ワースト。
昨年の2月14日に長男トンファちゃんが生まれてからというもの、生活が激変した。
「子供中心の毎日」。

試合中も、考えるのはトンファちゃんのことばかり。
「ちゃんと元気にしているかが気になって、早く家に帰りたくて(笑)。ゴルフに集中できなかった」と振り返る。

「何より家族が一番大事。だけど、ゴルフで頑張らないと、その家族を幸せにできないから」。
息子も1歳の誕生日を迎え、そろそろヨチヨチ歩きを始めるころだが“初歩行”を見届けたい気持ちも「グっと我慢」だ。

5月いっぱいまで7連戦。中国で行われるパインバレー北京オープンと海外遠征を挟み、超・過密スケジュールに家族に会う時間もままならないが、「今年は、ゴルフと子育ての両立が目標ですから!」。
今年の“アボジ”は一味違う。

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