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三菱ダイヤモンドカップゴルフ 2008
丸山茂樹が今季、日本ツアー初参戦
今年9年目の米ツアーは3勝の経験があるが、すでに数年前から限界を感じていた。
「アメリカで戦うにはまず大陸を渡り切る体力と、300ヤードを超えるドライバーショットが条件」。
それが、最近では常に3、40ヤードは置いていかれて、パワーゲームついていけない。
昨年は、シーズンも終盤の10月の大会で2位タイに入り、辛くもシード権を守ったが「今年は初めから自信がない」。
今季は、13試合に出場して棄権3、賞金ランクは165位に、こんな台詞まで飛び出した。
「日本でも、アジアでも、戦えればどこでもいい…」。
その心境をブルペン投手にたとえ、「ブルペンではいい球を投げられても、マウンドでスイングが小さくなってしまうのと同じ。練習場ではいい球が打ててもコースに出るとダメで」。
特に、ドライバーとパットに悩みを抱え「アドレスしただけで、違う方向を向いているんじゃないかとか、左の池に入らないように、とか…。ゴルフで一番大事な部分がダメなのできつい」と、漏らした。
とりあえず、このあとまたすぐ米ツアーに舞い戻るが、昨年11月のカシオワールドオープン以来の日本でぜひ良い手土産を持ち帰りたい。
「何か、こっちで得るものがあれば」。
日本屈指の難コースで、不振脱却の糸口を見つけたい。