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ANAオープン 2008

片山晋呉はまたしても・・・

永久シード権が与えられるツアー通算25勝にあと1勝と迫る片山は、前回のフジサンケイクラシックに続き、2試合連続のチャンスを迎えた。

最終日は3打差2位からのスタート。
1番でバーディを奪い、一度は首位の矢野東に1打差まで迫ったが、またしても快挙達成には待ったがかかった。

この週、バッグを担いだ松ヶ崎真秀さんは札幌ゴルフ倶楽部 輪厚コースのメンバーになって7年目。
コースを知り尽くした相棒のおかげで、苦手な輪厚も「ほぼ攻略できた」と、手応えを感じていた。
持病の背筋痛も、これまで極力控えていた練習を解禁するなど回復傾向にあった。

ゴルフの調子も「あとは勝つだけ」といえるほど好調だっただけに、まだ勝ち星のない北海道での“初勝利”にも期待がかかったのだが・・・。

「まあ、あとはジャンケンみたいなものだからね」。
勝つには、実力以外に運も必要。
そのときを、今はじっと待つしかなさそうだ。

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