Tournament article

コカ・コーラ東海クラシック 2008

池田勇太、初の最終日最終組は「楽しんで、味わって」

昨年、プロ転向したばかりのルーキーが首位を守った。2つスコアを縮めて通算8アンダーに、「緊張? それはあったけど、ガチガチになるってことはないし・・・今日も楽しくできました」。

自身初の最終日最終組で回ることになった片山晋呉についても「いま、日本男子ゴルフ界でトップにいる人」と存在の大きさを認めつつ、「そういう人と戦うのは面白い。技を盗むこともできるし勉強にもなる」とシレっと言ってのける強心臓ぶりだ。

2日連続で臨んだ共同会見。
マイクの前で、両手の指をポキポキとならしながら池田は言った。

「スコアはどうあれ、いちばん花の組で苦しみたくはない。楽しんで、味わって、気持ちよくゴルフがしたい」。

迷いも躊躇もいっさいない淀みないコメント。またいかつい角刈り頭に3タックのパンツ。まるでベテラン選手の風格に、つい忘れてしまいそうになるが彼は22歳の新人。

今季はツアーの出場権がなく、今週はマンデートーナメントを勝ち上がってきた選手でもある。

もしこのままツアー初優勝をあげれば史上4人目の快挙達成だが、それも平然と成し遂げてしまいそうな雰囲気がある。

関連記事