Tournament article
コカ・コーラ東海クラシック 2008
片山晋呉のそっくりさん登場!
と、たちまち申し訳なさそうな表情で、パッティンググリーンを指さす。
「いえ、本物はあちらです」。
確かにそこにも、あの“一休さんグリップ”でグリーンの状態を入念に確かめる片山の姿が。
ギャラリーはすっかり混乱して「あら? あらら」などとつぶやいて、何度も何度も両方を見比べてみるが、それでも判別がつかない。
「いったい、どっちが本物なの?!」。
本人とうり二つのこの人は、愛知県蒲郡市在住の白井宏児さん、34歳。
生命保険会社のフィナンシャルプランナーは、ゴルフ歴わずか1年ながら片山のファン歴はすでに5年目を越えて、そしてトーナメント観戦はこれが初。
今年は大会4日間の前売り通し券を購入し、この日は仕事を早めに終らせて午後から会場にやってきた。
後半の9ホールからついて歩く白井さんに片山も気づいていて、8番のティグランドで「代りに打つ
?」と、ジョークを言って白井さんを喜ばせた。
ホールアウト後は練習にいそしむ片山のかわりに「ニセモノ」と分って声をかけてくるギャラリーのみなさんと記念撮影に応じ、差し出されたサイン色紙には、ご丁寧に「白井宏児」と書く有様だ。
その様子を見ていた片山も、思わず腹を抱えて大笑い。
会社でも片山に似ていると評判だそうで、ラウンドもこのスタイルでコースに行くという白井さん。
「なんといっても片山さんのカッコ良さ。そしてゴルフへのこだわり・・・。すべてが大好き」と熱い視線を送った。
永久シードの通算25勝を狙う片山には、頼もしい応援団!?
「明日も午後から来ます。週末は、1番ホールからついて歩きます」。
「絶対に来てよ」。
約束をかわす様子も、いったいどっちがホンモノ・・・?!