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ゴルフ日本シリーズJTカップ 2008
ディフェンディングチャンピオンは豪州のブレンダン・ジョーンズ
ブレンダン・ジョーンズだった。
飛距離も、驚異的だ。
誰もがロングアイアンを握るホールを、ウェッジで楽々とグリーンをとらえる。
豪快なプレーと、ラウンド中の派手なパフォーマンスがウリで、日本で活躍する外国人選手の中でも
特に彼の人気は高い。
たとえば、石川遼と同組で回った日本オープンの最終日。
朝の1番スタートで、石川が姿を現しただけで大ギャラリーがドっと沸いた。
その石川のすぐ後に登場したジョーンズは、すかさず大きなゼスチャーで手を振り回した。
「僕への拍手は、どうしたんだい!?」と言わんばかりに声援を求めたジョーンズに、先よりも大きな歓声があがったものだ。
いざコースを下りたら、185センチの長身を折り、サインを求めるファンにいつも満面の笑顔で応じる姿がある。
2005年に一度はアメリカに挑戦したが「やっぱり日本のほうが好きだ」と、舞い戻った。
「アメリカでやるには、練習不足だった」と反省もしているが、かといってゴルフ一辺倒の生活を送るつもりもないという。
「いっぱい勝ちたいし、お金も稼ぎたいけど、でも家族と過ごす時間も同じだけ大切にしたい」というジョーンズは、昨年7月に生まれた長男・キーリンくんの子育てで、時に寝不足に陥るほどのマイホームパパでもある。
今年は優勝こそないが2位1回、3位1回を含むトップ10入り8回で、賞金ランクは8位(海外の獲得賞金を含む)。バーディ率1位。
2008年を最高の形で締めるには、今年45回の記念大会の連覇しかない。