今年も、毎年恒例の大会プレイベント「ファンとの集い」が6月29日（日）に六本木ヒルズアリーナにて、開催された。
　朝からのあいにくの雨模様にもかかわらず、2,000人のファンが会場に駆けつけてくれた。今年は、ディフェンディングチャンピオンの片山晋呉をはじめ、選手会長の宮本勝昌に韓国のドンファン、そして昨年世界最年少優勝を果たした石川遼という豪華なメンバーが参加して、会場を盛り上げた。
　
　トークショーでは、片山・宮本の日大同級生コンビの学生時代の裏話や大学生のドンファンと高校生の石川の勉強の話など、普段はあまり聞くことができないトークで会場は盛り上がった。
　チャリティオークションでは、各選手が多くの愛用品を用意してくれたこともあり、ファンのボルテージは一気に上がった。やはり、石川の人気は凄かった。本人が着ていた私物のＴシャツなど、希望者が後を絶たなかった。この日、集まった金額37万6000円は中国・四川省大地震、ミャンマー・サイクロン被災者支援に贈呈する。
　
　続いて行われたゴルフシュミレーターでのドライビングコンテストでは、宮本が先輩の面目躍如といったところか339ヤードの最高記録を出した。石川も普段どおりのフルスイングを見せてくれてが、宮本の記録には届かず、「くやしいですね、次は勝ちたいです。」と負けず嫌いな一面も見せてくれた。
　
　フィナーレでは、各選手が大会の意気込みを語ってくれた。連覇がかかる片山は、「この大会はみんなが優勝したいと思っている大会だし、そう簡単には勝たせてくれないと思うけど、優勝したい」と力強くファンの前で語った。
　
　今日、参加した4人の中から優勝者が生まれるのか、それとも･･･。来週には、この「ＵＢＳ日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」でツアープレーヤーＮＯ．1が決定する。きっと、昨年以上のドラマが待っているに違いない。7月3日（木）から4日間、是非会場へ足を運んでいただき、遠方の方はＮＨＫで４日間放送されるテレビ中継をご覧いただきたい。

＜選手コメント＞
片山晋呉･･･こういうファンとの触れ合いの場をもっと作って、みんなに大会のことをもっと知ってもらえればいいと思う。
宮本勝昌･･･毎年、この「ファンとの集い」には来ているけど、もっとこの六本木ヒルズでの「ファンとの集い」が浸透すればいいと思う。
ドンファン･･･こういう機会はあまりないけど、楽しかった。
石川遼･･･ファンの方は普段、ゴルフのプレーしか見た事がないと思うので、このようにしてファンと触れ合うことができて良かった。

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