Tournament article

フジサンケイクラシック 2008

石川遼が4試合連続の予選通過

前半でボギーが先行した。「パターのタッチが悪かったので厳しいなあ、と・・・」。2番で9メートルのバーディパットが2.5メートルもオーバーするなど暗雲垂れ込めたが、後半で盛り返した16歳に、賞金王が舌を巻く。

「最悪の出だしから挽回して、そのままズルズルと行かないところが凄い」とは、同組の谷口徹だ。
ミスも引きずらず、高いモチベーションを保ってプレーを続ける石川を感嘆の思いで見つめていた。

そして「簡単にボギーを打つところは成長していないが、ボギーを打っても崩れなくなった」と、本人も納得顔だ。

「予選通過も気にしなかった」。
そういうゴルフが出来るようになったのは、プロ初優勝をあげた先月のツアー外競技「関西オープン」からという。

石川が一試合ごとに、確実に成長のあとを残していく。

通算1アンダーは、3位タイにつけた「長嶋茂雄 INVITATIONAL セガサミーカップ」から、4試合連続の決勝ラウンド進出。

この2日間は、谷口との初ラウンドにも得るものがたくさんあったようで、「明日は僕が頑張って最終日にまた一緒に上位で回って勉強したい」と話した。

関連記事