Tournament article

フジサンケイクラシック 2008

久保谷健一が2位タイ浮上

これが富士桜の難しさ。「最後は、早いと分っていて打っちゃった」。18番は、8メートルのバーディトライ。この日最後の気力を振り絞って打ったパッティングを1メートルもオーバーさせて、「自分にバカ!と言っちゃった。ああなっちゃうと、もう集中して打てない。あのパットをやさしく打てない自分がしょうがない。あとはもう、入(い)れきれない流れになっていた」と、振り返る。

案の定、返しのパットを外してボギーフィニッシュ。
一度は首位に並びながら、最終ホールで1打差の2位タイに下がったが「その分、他で取れてるので帳消しです。この位置で最終日を迎えられるなんて、上出来ですよ」と、さばさばと言った。

大会初日は、プロ仲間の矢野東と近くの河口湖にバス釣りに行く約束をしながら、乗り遅れた。
ついホールアウト後の練習に時間を割いているうちに、先に行かれてしまった。
後から追いかけることもできたが諦めた甲斐はあった。

「その分、いっぱい練習が出来たんでね。まして優勝争いできるんで、満足ですよ」。
残り1日こそ、その成果を残せるか。

関連記事