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エバーライフカップチャレンジトーナメント 2008
古庄紀彦「「次は地元だからまた優勝争いしたい」
3番でまさかのOB。このホールをダブルボギーとし、出鼻をくじかれた。この後、バーディとボギーを重ね、一時は優勝争いから姿を消していた。
しかし、「だいぶ成長したな」と振り返るように、13番から3連続バーディを見せた。
以前のようにズルズル後退していくのではなく、踏みとどまって上位を狙う。
そんなゴルフができ始めたのも成長の証だ。
勝負が決まったのは、17番のロングホール。
首位の池田勇太に1打でも詰め寄りたい古庄は、2オン狙い。左足下がりの難しい体勢のセカンドショットをミスショットしてしまい、結果バーディならず。
「決め所で外してしまった感じ」と、3打差を埋められずに、2位タイでフィニッシュした。
「最近は予選落ちが続いていたが、調子は良い」。
その秘訣は1冊の本にある。『ゴルフ54ビジョン』。
アニカ・ソレンスタムなどのトッププレーヤーが実践しているトレーニング方法が纏められたこの書籍からヒントを掴んだ。
「左右バランス良く打つ事が大事と分かった。調子が悪くなったら左の方が、力が入り強くなるから、気をつけるようになった。」
また、朝のルーティンも少しずつ変わっていった。
以前は「朝のストレッチはやったりやらなかったり。ただ、今は2時間前にクラブハウスに来て、欠かさずにやっている。」
その効果が奏功したか、プロ6年目で2位タイは自身の最高順位だ。
次の試合の『静ヒルズトミーカップ』は、自分の所属先の筑波CCに近い茨城県開催。
「次は地元だからまた優勝争いしたいな」と決意を新たにした。