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東建ホームメイトカップ 2009
10年ぶりの開幕戦で丸山茂樹が5位タイ
このジャパンゴルフツアー開幕戦は、10年ぶりの参戦。
会場の東建多度カントリークラブ・名古屋は初めてプレーするコースでもあり、「アンジュレーションを頭に入れるだけでも大変!」と、速さはあのマスターズ以上とも言われるグリーンに戸惑いつつ、「こういうコースは、4日間続けて大量アンダーは無理で、辛抱し続けた人間が最後に上にいるはず。僕も徐々に行けたら」。
その狙いどおり、日に日にコースに順応してジワジワと順位を上げている。
518ヤードの17番パー5では、残り236ヤードを7番ウッドでピン左手前4メートルにつけてこれを沈めてイーグル。開幕直前に「僕がツアーを盛り上げる」と宣言したとおり、50センチほど切れたというビッグスライスをねじ込んで、ファンを沸かせた。
ティアップするたびに、ひときわ目につく蛍光イエローのボールは目下のお気に入りだ。
契約先のブリヂストンによると、「黄色には集中力を高める効果がある」というが、丸山も「弾道が見やすくてとてもいい」と、積極的に取り入れる前向きさが、何より気力の充実を物語る。
「昨年9月ごろから取り組んできたことが、いい方向に行っていると思う。“丸山”らしいゴルフが出来ている」と、マルちゃんスマイルもますます明るい。
初の賞金王獲得を狙っているだけに、「気合いを入れてやりたい」。
この国内初戦で、景気をつけたい。