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日本オープンゴルフ選手権 2009

連覇を狙う、片山晋呉

この日水曜日の練習Rは練習場で入念に打ち込んだあと9ホールをプレー。「優勝スコアは10アンダーくらいはいくと思うけどコースの難しさは相変わらず」と警戒していた
賞金王争いを繰り広げる石川遼と池田勇太の背後で、虎視眈々と出番を伺っているのがこの男だ。
現在、賞金ランク3位につけるのは、今大会のディフェンディングチャンピオン。

昨年の73回大会で、悲願のツアー通算25勝目。今大会2度目の栄冠は、晴れて史上7人目、また史上3番目の若さでの永久シード入りという、13年のプロ人生においてもいっそう忘れがたい勝利となった。

まして、誰かが「これは拷問だ」と言った難コースは福岡県の古賀ゴルフ・クラブをただひとり、アンダーパーで完全征服。
24歳のとき、ノートに書き込んだ「35歳で25勝」という目標を、その通りに達成してみせるという、ドラマよりも数奇な筋書きで勝ち取った栄光だった。

それでなくとも片山晋呉にとって、日本一のタイトルを争うこの大舞台は、この1年間の成果を披露する特別な場所でもある。

「別にタイトルには興味がない、というようなことを言う子もいるけれど、僕は日本と名のつくタイトルにこだわる」と片山は言う。
「それは、実際に勝ったものにしか分からない感覚だと思う」とも。

そして今年、狙うは2000年の尾崎直道以来、9年ぶり史上6人目(8度目)の連覇達成だ。
そのために今年は4月のマスターズで日本人最高の4位に入って以降もこの日のために、血の滲むような鍛錬を積んできた。

近頃では「もう、何も手をつけるところはない。これ以上、何をしないといけないこともない」というほどの仕上がりをみせており、「あとは、自信を持ってスタートしていくだけ」と、先週のキヤノンオープン最終日にも、そう語っていたものだ。

昨年の覇者が、満を持して立つ日本オープンゴルフ選手権は、埼玉県・入間市の武蔵カントリークラブ 豊岡コースで、15日(木)より開幕。

ここで優勝賞金4000万円を上乗せば、一気に石川と池田を脅かす。
今年、まだ勝ち星のない賞金王が、とうとう牙を剥く日がやってきた・・・!!

※大会の、もっと詳しい情報はこちらから!!

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