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UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ 2009

兼本貴司「そんな大それたことが出来る人間じゃないけど」

先週優勝の兼本から、JGTOオリジナルのクリップマーカーを5名様にプレゼント! 概要は文の最後に…!
この日3日(水)にも一緒に練習ラウンドで回った中嶋常幸は前夜、ドンペリで祝杯をあげてくれた。先週の三菱ダイヤモンドカップで涙のツアー初優勝。
最終日最終組も同組で回り、「中嶋さんがいてくれたから勝てた」と兼本は感謝したがその祝いの席で、実は中嶋がさまざまな配慮をしてくれていたことを知って、改めて涙が出そうになった。

そして「先週は、本当に良いプレーをしたな」と褒められて、感無量。
同時に、改めて気が引き締まった。

勝負はプレーオフ3ホールの大激戦。
重圧に打ち勝って臨んだ優勝インタビューで、「これをバネにもう一度、この快感を味わいたい」と次の2勝目をほのめかせたが、「だからといって、2週連続優勝なんて、僕はそんな大それたことが出来る人間じゃないんです」と、謙虚に言う。

プロになって17年間。地道な努力は、確かに実った。
最終日は「自分はもう5勝くらいしている選手なんだ」と言い聞かせることで、プレッシャーをはねのけることにも成功したが、「それらがたまたま良い方へ向いただけ」と、兼本はいう。

「勝てたからといって、いきなりそれが自信になるわけじゃない。自信はあくまでも、練習を積み重ねてきたことでしか得られなくて、また今週もそれを続けていくだけだと思っているから。いい球打って、いいスコアを出して、確実に予選を通過して…。それが僕の今週の目標かな」。

とは言いながら、周囲の期待も無視できない。

先週に引き続き、今週も茨城県での開催だが兼本は月曜日にいったん地元・広島に帰郷する強行軍。
父の待つ因島の実家を訪れウィニングボールを手渡すと、弘次さんは「ようやった。よう頑張った」と言って、あとはひたすらニコニコするばかりだった。

「オヤジのあんな嬉しそうな笑顔を見られただけで、もう十分」と言いながら、さらに大きな喜びを味わってもらいたいとも思う。
「まあ、もう1勝したら、もっと喜んでくるだろうなあとは思う」。
それに、初のメジャー挑戦の可能性もある。

開幕戦の東建ホームメイトカップからスタートした全英オープン日本予選は3試合を残し、3029万1085円を獲得して、ランクトップに躍り出た。
父親にもその旨を話し、「もしも行けるようなことがあれば、一緒に行きたい?」と聞いてみたら、「行きたいなあ」と、ますます目を輝かせていたものだ。

病気がちな父に、長旅の途中で何かあったらという懸念もあり、実現するかは微妙だがそれでも息子のメジャー参戦は何よりの薬となるだろう。
「まあ、まだ出場が決まったわけじゃないし、こればっかりは分からない話だからね」とはぐらかしたが、発奮材料はてんこもりだ。

兼本からプレゼントのお知らせ
先週の三菱ダイヤモンドカップで悲願のツアー初優勝を達成した兼本からお知らせです。各トーナメント会場のJGTOブースで好評発売中のオリジナルのクリップマーカー(1個800円)を、プレゼントします。
今週の「UBS日本ゴルフツアー選手権 宍戸ヒルズ」の大会初日に兼本に「ダイヤモンド!」と声をかけてください。先着5名様に、兼本本人からお渡しします。
なお、 お声かけは競技を終えて、アテスト終了後にお願いします
プレーのスムーズな進行のためにも、ラウンド中またはアテスト前のお声かけは無効とさせていただきますので、ご協力のほどをよろしくお願いいたします。

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