Tournament article

キヤノンオープン 2009

丸山茂樹が3位タイ

400CCを超える大型ヘッドが主流の中にあって、それはまるでスプーンにも見える。復活を目指す丸山が、この9月から350CCのドライバーで戦っている。

最初に、パーシモンでゴルフを覚えた丸山にとっては、この数年に渡るクラブの目覚ましい進化はむしろ、苦痛でしかなかった。
「新しいギアに、自分のゴルフを合わせていく。その繰り返しで・・・」。
ときに、体に多大な負担をかけながら歯を食いしばってきたが、いよいよ悟った。
「僕のゴルフの形は350CC以上(のドライバー)は、受け付けない」。

飛距離が落ちることは承知の上で、正確性を取り戻すための大英断。
試合では、2004年のエースドライバーをバッグに入れているが、練習場ではもっと小ぶりの285CCを使っている。

原点に返ることで、次第に安定感を取り戻し、飛距離もむしろ「以前より飛ぶようになってきた」と、明るい兆しも見え始めた。
今季は初日初の60台(66)をマークして、3位タイは久しぶりの好発進に「初日としてはいい出だし。頑張りますよ」と話した。

関連記事