Tournament article
The Championship by LEXUS 2009
金 庚泰 (キム キョンテ)が首位キープ
それでも、連続ボギーだけはどうにか食い止めると、12番で息を吹き返した。
9メートルもの長いバーディパットを沈めたことで、「リズムを取り戻した」。
さらに折り返しの1番で、今度は15メートルのチャンスをねじ込むなど、長い距離を沈めるコツは「ヘッドを出来るだけ地面から離さないように、振り子のリズムで一定に振ること」と、笑顔で明かす余裕もあった。
シード1年目の今年の目標は、もちろんツアー初優勝だ。初日に続く、首位キープは夢にさらに一歩近づいたが、「とんでもない、まだまだです」と殊勝に首を振る。
同じ首位にはツアー2勝の武藤が並び、さらに1打差の単独3位に控えるのは、「なんといってもワールドクラスの選手ですから!」。
米ツアー3勝の丸山茂樹はその笑顔も相まって、母国韓国でも非常に人気があり「そんな選手を差しおいて、勝つなんてとても言えません!」。
年長者を敬うお国柄らしく、控えめにそう言ったが……。