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フジサンケイクラシック 2009

丸山大輔がベストスコアの65をマーク

最終18番で、右から5メートルのバーディを決めて、ガッツポーズを握った。この日ベストスコアの65に、確かによみがえってくるものがあった。「ここに来れば、やるべきことが見えてくる。ティに立てば、打つべき球筋が見える」。

2005年大会の歴代チャンピオンが、思い出の富士桜で復活の兆しだ。

今季はここまで、全11試合に出場して予選通過は6回。最高は中日クラウンズの17位と「苦しい展開」。

昨シーズンのちょうど今頃から、「スピン量の少ないボールを打てるようになろう」と思い立ち、取り組みを始めたがそれがかえって悪い方向に行ってしまった。
「僕本来のフェード目のボールが打てなくなってしまった」。
慌てて元に戻したが、スタートダッシュに乗り遅れてしまった。

「パットも良くないし、ティショットも全然フェアウェーに置けなかった」と、不振にあえいだが、相性の良いコースでがぜん、上昇のきっかけを掴みつつある。

この日3日目は1番で、残り140ヤードの第2打を9番アイアンで「右端のピンに向かって、しっかりと打って行けた」と3メートルにつけてバーディ。

これで波に乗り、2番、3番と3連続バーディで、「余裕を持ちながらプレー出来たのが良かった」という。

首位とは6打差には苦笑いで、「いやいや、さすがに優勝なんて考えられるわけがない。自分のゴルフをしてひとつでも上を」と謙虚に話した。

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