Tournament article

麻倉JGTOチャレンジⅢ 2009

23歳の木下裕太は、15番のトリプルボギーで夢潰える

この悔しい経験を次に活かしたい、木下裕太
首位と1打差の5アンダーでスタートした木下裕太は、1番でいきなりボギーを叩くものの、その後3,5,6,8番でバーディを奪い、前半を3アンダー、通算8アンダーまでスコアを伸ばした。10番でボギーを叩くものの、すぐさま11番でバーディを獲り、優勝戦線に踏みとどまる。

「10アンダーなら優勝、9アンダーでプレーオフ」と読んでいた木下は、14番まで8アンダーで首位に並んでいた。

15番はやや右にドッグレッグしているパー4で、2日間の平均ストロークが4.294と最も難しい難易度NO.1のホールだ。ティショットを左にひっかけるのを懸念した木下は、3番ウッドで「ややカット気味に」打っていこうとしたが、インパクトで力が入ってしまい、「逆に左にひっかけてしまう」最悪のミスをしてしまった。ボールは左のマウンドに跳ねて、左のOBゾーンへ消えていった。

結局このホール、4オン3パットのトリプルボギーを叩き、木下の優勝の望みも消えていった。通算5アンダーで11位タイに終わった。

しかし、木下はまだ23歳。これからいくらでもチャンスはあるはず。今回はいい経験をしたと思って、めげずにまた頑張ってほしい。その悔し涙を忘れなければ、きっとまたチャンスが巡ってくる。

関連記事