Tournament article

VanaH杯KBCオーガスタゴルフトーナメント 2010

丸山茂樹がカムバック!!

1番でティショットを打ち、いったんコースに出ていった丸山が、しばらくしてまた戻ってきた。フォアキャディの確認で、左のOBゾーンに消えたことが、分かった。
ダブルボギーを打った。

さらに3番でもボギーを叩き、一度は諦めた。
「ここのグリーンでは、盛り返すのは難しい」。

ここ芥屋ゴルフ倶楽部はいまや、ツアーで唯一の高麗グリーンに、「ラインよりも感覚。タッチが合わないと、うまく行かない」。
どんなに入念に読んでも、クセのある芝目に誰もが手こずる。

「むしろグリーン上でもアプローチ的に打っていけばいいのではないか」と、ラインも芝目も無視する感覚で打っていこうとひらめいた6番でバーディが来て、息を吹き返した。

8番からの4連続を含む9バーディは、最後の18番パー5でも、81ヤードのアプローチをピンそばにつけて、上がりよければすべて良しだ。

もともと「不整脈がある」という40歳には、2週続きの猛暑がつらい。
先週の関西オープンは、うだるような京都の夏に「心臓がドキドキする。手が震えてアドレスでじっと出来ない。頭も痛い」と偏頭痛を訴えて、2日目にやむなく棄権。

その“後遺症”は続いており、今週は頭痛薬で押さえながら頑張っている。
体調も万全とは言えない中で、「今日は良いチャージが出来た」と踏ん張れたのは、子供たちの声援があったから。

今週月曜日の23日に、栃木県のファイブエイトゴルフクラブで、丸山主催のジュニアゴルフ大会を開催。定員の3倍を超える応募の中から抽選で選ばれた小・中学生96人が参加した。

「終わったあとも、子供たちが温かいメールをくれて。大会に集まってくれたみんなのためにも頑張りたい」。
子供たちの声を背に、週末も笑顔で乗り切る。

関連記事